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2009年 03月 24日
阪神なんば線が開通しました
↑これは エキサイトの投稿画面に新登場の地図機能です~ (地図の上でマウスをクリックすると 大きくなったり小さくなったりします) 地図をみていただくと わかりますが 大阪は 北の梅田と南の難波の二つの中心があります 東京には大きな街が沢山ありますが 大阪はコンパクトで狭いのです(笑) 中心と呼べるものは 二つです それぞれ 北は 阪神 阪急 JRの路線が 梅田を起点に 南は 南海 近鉄 JRの路線が 難波を起点にしています 真ん中の京橋で 京阪が 京都と大阪を結んでいます 私鉄5社とJRが 狭い地域に乗り入れていますが つながってはいません それぞれの路線へは中心部を縦横無尽にはしる 地下鉄に一度 乗り換えなければなりません 自宅は上の地図の左のはしの位置ですので 難波へいくには 必ず どこかで地下鉄に乗り換えをしないと いくことができませんでした 地下鉄は どんどん深くなり乗り換えが 面倒ですので ついつい難波へいくのは敬遠しがちになります 難波へいくよりは 阪神電車で10分で梅田へという感じになっています 逆に難波始発の私鉄沿線の人も 案外 梅田には いかないし ましてや 神戸の人がなんばへいくことなど ほとんどない。 この分断されたような感じのする大阪の交通網は便利なようで不便でした これを ミッシング・リング(失われた環)と新聞にかいてありました こんな大阪都心の交通網を整備すべく 今考えられているのが 下の写真のような計画です 青い線は 計画があるだけで 橋本知事の要請に 金子国交相から 前向きな発言をもたったぐらいの段階です そして 橋本さんのもう一つの南港への府庁移転構想があって オレンジの線は 京阪電鉄の新線で 天満橋~中之島までができたばかりで 府庁の移転が WTCに決定すれば 京阪電鉄は延伸を考えていましたが 府議会で反対多数で この計画は 頓挫しています 橋本さんは まだあきらめていないようですが 実現は 難しくなりました さて 今回 開通したのは 赤い線の「阪神なんば線」です 阪神電鉄は尼崎駅と西九条を結んでいた 阪神西大阪線を3.4キロ延長し 尼崎と近鉄難波駅を結び 相互乗り入れをします これで阪神電鉄は 現在 山陽電鉄にも乗り入れをしていますので 姫路~名古屋までの280キロがつながります そんなに遠くへいかなくても 神戸の人は 三宮から 難波へいくのも 梅田にいくのと同じ感覚になって 大阪の二つの中心と 神戸が 結ばれたことになったのです 神戸の新開地と梅田を結ぶだけであった 路線の短い阪神にとって 40年以上まえからの長い間の悲願であったのが「阪神なんば線」です どうして こんなに長くかかってしまったかというと平成12年に許可された 地方自治体などが 出資しする第3セクターが施設を整備し 運行を私鉄が担う 「上下分離方式」方法が 認可されるまで 私鉄だけの力では 新線の計画は なかなかすすまなかったからです ようやく工事が始まっても まだまだ先の話だとおもっていましたら いよいよ 3月20日 開通となりました ひと月ほどまえから 試運転がくりかえし行われていて 試運転車両の中には 近鉄特急の姿もみられました これで 阪神尼崎から なんばへ乗り換えなしの15分(320円)となりました 三宮から難波へも38分(400円)です これは 本当にうれしいことです なんばが 近くかんじられますから 新しく建設された 全長3.8キロの新線の経済効果はとても 大です しかも 大阪の地下鉄は高いので 乗り換えがない分運賃も大幅にダウンとなっています 近鉄電車の車両が 阪神の軌道をはしるので これから 神戸と難波がダイレクトにつながるだけでなく奈良へものったままですから 奈良から おしゃれな神戸の町へ海へ乗り換えなしで76分で移動できます エリアの広い近鉄ですから 阪神電車内のつり広告に 「お伊勢参り」が登場することになります 実質たった3・4キロの鉄道を建設しただけですが この経済効果は とても大なのです 奈良から 難波から 甲子園へもすぐです 甲子園には 甲子園球場だけでなく これをみこんで 関西エリアの子供たちの入場を期待した 「キッザニア甲子園」という 職業体験施設が 3月27日オープンで もう春休みの予約は すでに満杯です 奈良の学校と神戸の学校がつながりましたので 両地域を受験する学生も うんと増えることになり 阪神 近鉄とも そうなれば 学生の通学で 少子化の中 通学運賃収入が見込めます この通勤通学定期で 難波へも梅田へもどちらで乗降してもOKという 特典がついているそうで うれしいサービスです さて 新車両1000系と名づけられています 阪神の車両は 9300系まで 改良されてきたのですが 次の100年を見据えて 1からスタートの意味を持たせてあるんだとか。 新しい駅は それまでの阪神西大阪線の西九条駅の先に なんばまでに 3つできました 「九条駅」「ドーム前駅」「桜川駅」のすべて地下駅ですが 地上高架駅の「西九条駅」から「九条駅」までは 一部 高架をはしります 周辺への騒音を配慮して レールのつなぎ目をできるだけなくした ロングレールを使ったり 軌道全体をすっぽりと セミシェルター型の防音壁で覆ったりしてあります 阪神なんば線を なんば駅からみていくと 次は 桜川駅です ホームの左右の壁のデザインがちがい 面白いです ドーム前駅は 天井がすごく高いのでびっくりです ここは 相当深い位置にありそうです ドーム前えきの改札から 長いエスカレーターをあがると 目の前に 京セラドームがみえますので 近鉄ファンの多かった奈良の人が オリックス・バッファローズの応援にいけます 九条駅は ステンレスのような 幾何学デザインの駅でした そして 環状線にもすぐにつながるようになっている西九条駅ですが この環状線西九条駅からは USJへいく「ゆめさき線」もでています この先 尼崎駅まで各駅停車でいけば 15分ほどかかりますが 快速急行で 7分で 尼崎到着です そのまま快速急行で 三宮まで 23分ほどです 阪神電車には 阪神梅田駅から 三宮までの特急があり 尼崎で 乗り換えることも可能ですが 快速急行と 特急の停車駅の数が 三宮までは あまりかわりませんので 特急に乗り換えなくても そのまま 三宮まで いけることになります もっと 遠くへいくときには 三宮で特急に乗り換えるのがいいかもです 私にとっては 難波へ乗り換えなしで しかも今までよりも安くいけることで メリットが 多い 阪神なんば線ですが 運転間隔が 通勤時間帯を外すと 長くなっていますので 上手に利用する必要がありそうです
by banban0501
| 2009-03-24 18:03
| 京阪神ブラリぶらり
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Comments(8)
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semineo at 2009-03-25 00:28
こんばんは
「阪神なんば線」の開通でbanbanさんはとても嬉しそう~~ 40年以上まえからとはずいぶん長い間の願いでしたね。 写真と説明で広々とした快適な駅の様子が伝わりました。 地下鉄もだんだんと深い所を走るようになりますね。 いろいろな車両があり、カッコイイ車両も見えましたよ。 関西に詳しくないので、頭が混乱してしまいましたが、 便利になるのは嬉しく、ありがたいですね。
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banban0501 at 2009-03-25 07:27
★semineo★さま
梅田はよく知られていても 難波は案外ご存じない関東の方も多いですから この説明では 混乱するとおもいながらも・・・・ こんな説明になってしまいました 要するに 便利になったってことです(笑) 私も東京の渋谷とかいあれても どこにあるのかも わかりませんものね~ しかし 阪神電鉄のこの延伸計画は 実際に開通してみたら 非常に重要だったと 改めて感じています
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banban0501 at 2009-03-26 22:15
★元気ばば★さま
名古屋からなら 近鉄で そのまま 神戸までいけるようになるってのは メリットかもですね 住んでいる地域の交通の便がよくなるっていうのは 本当にうれしいので 記念に記事にしましたよ 元気ばばさんは 鉄道に詳しいみたいですから チャンスがあれば一度 話のタネに 乗車してみてください!! そして 私とあいましょ~ なんて!!!
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ajisai-junko-mama at 2009-03-27 02:07
羨ましいですね~^^
だって、私が住む場所はお山の上で電車が走っていないんですよ? 登山列車でも走ってくれ~!と思います。 町の高校へ行く学生のバス定期代が、月35000円もするんです。 カモン、電車でございます~^^
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banban0501 at 2009-03-27 07:37
★ajisai-junko★さま
鉄道がないって ホント 不便ですね 私は ペーパードライバーですが 自転車と電車で くらしていけます でも 山の中では 車なしでは どこへもいけませんね 車の運転ができない 高校生のバス代 35000円は 高すぎ!! バス会社のやりたい放題ですね~
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toshi-watanabe at 2009-03-29 08:58
大阪市内の鉄道状況、いろいろ参考になりました。
現役時代は、隔年南港で開催されていた 国際工作見本市の関連で出張したり、 大阪へ行く機会があったのですが、 今は縁遠くなっています。 心斎橋、道頓堀あたりよく歩きました。
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banban0501 at 2009-03-30 15:27
★toshi-watanabe★さま
私も東京の鉄道事情はまったくわかっていませんので 関東の方がごらんになっても ちょっと わかりにくい記事だったとおもいますが いつか ちらりと 思い出してくださいね 南港では むかしからよく いろんな見本市が ひらかれていましたよね 私も 父に連れられて いろいろいった思い出がありますが なにをみにいったかは 全然覚えていません いまでも いろいろな催しが南港でありますが アクセスがわるくて 人が集まらないようです
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