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2008年 09月 12日
大阪市立美術館へ佐伯祐三展をみにいってきました
この美術館は大阪の南 天王寺公園内にあります 小高い丘の上にたつ美術館から前をみると 通天閣もみえ 通天閣から この美術館あたりをみると 背後に大きな池がある こんもりした森になっているのがわかります この森の部分が 茶臼山古墳と「慶沢園」という庭園になっていて この庭園も 古墳も もとは住友の土地であったのですが 1925年に美術館を建てる約束で大阪市に寄贈されたそうです 天王寺公園内は 昔は ホームレスのたまり場で 大音響でカラオケをする声など聞こえ それは それで 面白い場所だったのですが 150円の入園料をとることで 嘘のように整備されてとても 綺麗です 日本で3番目に古い 天王寺動物園とともに 市民の憩いの場所となっています 美術館 動物園にいくだけなら 入園料なしの道があります 住友家本邸のあった場所に建てられた美術館は 1936年に開館したことからもわかるように 建物内部はとてもクラシックで 近年地下展示室も増築されたときに 綺麗にお化粧なおしされていながらも 昔ながらの美術館の良さをのこして 落ち着いた雰囲気です 収蔵品も多くあり とくに東洋美術の収蔵品はとても多く 常設展は 300円でみれます さてこの美術館の特別展が 佐伯祐三展だったのですが 佐伯祐三は パリの街並を描いて わずか5年ほどの間に 500点以上の多くの作品を残しました しかし 結核のために パリで 30歳で死をむかえてしまった 画家です 彼の写真と 東京美術学校を卒業するときに描いた自画像です 写真の雰囲気がそのまま絵に表現されています 学校を卒業後 実家の援助をうけて 同じ大学で しりあった 妻 米子さんと パリに勉強にいった直後 自信をもって描いた 裸婦の絵を フォービズムの巨匠ヴラマンクにみせると 「この アカディミック!」と 酷評されてしまうことから 佐伯祐三の 苦悩が 始まったそうです その酷評された 裸婦の絵も展示されていましたが 私には 「アカディミック」と言われる意味すら わかりませんでした(笑) 一時期 すっかり自信をなくした佐伯でしたが ユトリロの影響をうけて 好んで パリの街の風景を描き 彼独自の 作風を築きあげていきます 代表的作品の中で 私が きにいった絵です 画面の中で描かれる 広告の文字や イスやテーブルの面白さが 彼の絵の特徴のようです 佐伯は メニエル氏病を患っていたとかで なんとなく 傾斜しているのが また いい雰囲気になっています 一か月分の仕送りで買ってしまった人形の絵ですが この絵は 完成途中のようにも みえます 佐伯は とても 速筆の画家でしたので その制作過程は ちょっと 普通の画家とは 違っていたようです 現場で描いたのだという説や 現場では持ち運び可能な大きさのキャンバスにかいた 下絵までで本格画は アトリエで 描かれたとか いろいろ言われています なぜ いろいろな説がでたのかといえば 最初発表された 彼の作品には デッサンや下絵が ほとんどなかったそうです ところが 没後 70年もたってから 100点以上の 佐伯祐三の作品が発見され その中には たくさんの デッサンや下絵が 含まれていたことから それまでの 作品の真贋問題が 浮上したという いわくつきの画家になってしまいました はじめに発表されたパリ時代のものは 妻の米子が 売れる絵にするために 加筆して 売った絵と 言われていて のちに発見されたものは 佐伯自身が 米子から離れ 死をむかえるまで すごした友人のアトリエで制作したものや 自身が所有したままだったものだとされています 佐伯は 最後は 精神を病んでブローニュの森で行き倒れていたところを 保護され 精神病院へいくことにもなるのですが なくなる前に 金銭的援助をうけパリで世話になった日本軍人に その対価として送ったものが のちに発見された 絵となるわけです 佐伯がなくなってから70年もたって その絵を贈られた軍人の 遺族が倉にあった絵を住んでいる市に寄贈しようとしたのですが この時点で佐伯の絵には 億という値段がついていましたので 新たに 100点以上の絵がでてきたことは 大問題です そんな事情から真贋問題がでてきたというわけです 一時帰国したときに アトリエをもった下落合の風景は 佐伯のオリジナル作品であることは 間違いないのだそうですが パリ時代のものには 米子加筆の疑いのものもあるそうです こうなると どれが 本物なのか だれのいい分が正しいのかも わかりません 亡くなる前は 絵筆も握れない状態だったそうですが 友人には かねてから 「30歳で死ぬだろうから 残された時間がないから 死に物狂いで描かねばならない」といっていたといい 絵筆をにぎることのできた最後の三か月で100点の絵を仕上げたそうです 最後の展示室には このころの作品があり 有名な「郵便配達夫」の絵もあり圧巻でした 佐伯が結核で他界して2週間後には やはり結核で 幼い娘が なくなってしまい 米子さんは 二人の遺骨をもって 帰国したそうです なんだか 悲しい 画家です 神様から 与えられた才能を 一瞬に開花させて 夭逝していった画家なのだな・・・と思うと ちょっと切ない気持になりました 10月19日までの特別展です 真贋問題は さておき 建物と広告の文字がおどる佐伯のモチーフは とても ユニークで 彼独特の世界を楽しめます
by banban0501
| 2008-09-12 17:00
| マイ 美術館
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Comments(14)
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ririko628 at 2008-09-17 18:01
をを(^O^)
ここにいかれたのですね~ 今回の 関西旅行でも どこか行こうかと思ってましたが けっきょく 16日は 豊中の友達と ランチでおしゃべりに花が咲いてしまい あっという間に 伊丹空港行きのバスの時間となりました 天王寺にいって ここをみて 串カツを食べる・・・ うーん 来月の大阪旅行は そうしようかな(笑)
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banban0501 at 2008-09-18 07:09
ririkoさま おかえりなさい!大阪の新名所 天満の「繁盛亭」にもぞうぞ!これも お勧めスポットです 新作落語も 上方落語の古典も ともに楽しめるところです~「ちょっとお知らせ」で以前とりあげていますよ♪
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semineo at 2008-09-19 00:45
こんばんは
佐伯祐三物語を読ませて頂いて、とても良く理解できました。 暗い絵だな~と思っていましたが、やはりという気がします。 有名な郵便配達はおなじみですが、 どの絵もどっしり感があり、雰囲気の伝わる絵ですね。 banbanさんはいつも詳しく書いて下さるので、とても楽しみなブログです。 大阪市立美術館、素晴らしいですね。
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banban0501 at 2008-09-19 07:34
semineoさま 佐伯祐三の生きる姿勢とは まったく違いますが 山下清さんと共通した 天から与えられた才能という言葉を感じる絵でしたよ
でも 悲しい運命の人だと 調べてみたらわかったので ついついご紹介したくなりました また 興味をもったこと ブログにアップしていきたいと思っていますが世の中面白いことありすぎて・・・・(笑)
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banban0501 at 2008-09-19 22:31
ひまわりさま 1920年代のパリの街に取り憑かれた 日本人画家がいて 短い生涯で 与えられた才能で 独自の作風を後の世に残したことが やはりすごいな・・・と思いますよね この展覧会 評判のようですよ!
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toshi-watanabe at 2008-09-20 09:20
天賦の才能を持ちながら若くして夭折した
不運の佐伯祐三、作品は何度か本や雑誌で 見たことがありますが、 実物の作品を目にしたことはありません。 作品展を鑑賞し、画家が描こうとしたことを 思いめぐらすのも楽しいですね。
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banban0501 at 2008-09-20 11:41
toshi-watanebeさま 実際に絵をみてみると 佐伯祐三の絵の具の使い方や タッチの様子がわかり 写真でみるのと また違った印象になります watanebaさまが 仏像を実際にみて 質感を感じるのと 同じでしょうね~ そして 音声ガイドは 欠かせませんよ(笑)
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juju3291 at 2008-09-21 06:52
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banban0501 at 2008-09-21 11:16
☆元気ばば☆さま この美術館前の遊歩道をまっすぐ歩くと すぐに通天閣界隈にでるのですよ 遊歩道の終わりが あの独特の世界なので 落差がすごいです だから 昔 この公園のホームレスの青いテントがいっぱ0になったのでしょうね~ 今は 面影もなく 入れないよう背の高いフェンスが ぐるりをおおっています!
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anello63 at 2008-09-22 16:12
名前も聞いたことがあるし「郵便配達夫」の絵も見たことがあるけれどこの人の作品というのも知りませんでした。(汗)
暗い絵が多いけれど決してキライな絵ではありません。 もっと見たいような気もします。 詳しく説明してくれたので面白かったです。
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banban0501 at 2008-09-22 17:44
★anello63さま 佐伯祐三の名前は 以前からしっていましたが とにかく郵便配達夫の絵をみたくて いきましたら それよりも面白いものをいっぱいみることができてうれしくなりました ユトリロの絵が好きでしたが同じ日本人の目線でみたときに気になる広告の文字を絵にいれてしまうなんて すごい!って思いました やはり天才ですね~ いつかチャンスがあったらご覧くださいね~
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arisant3t at 2008-09-25 21:00
アリですこんばんは~
拙いブログへお越し下さりありがとうございました 兵庫にお住まいなのですね 大阪といえば通天閣ですよね 美術館へ行って自分を磨くのもいいですねー こちらは最近民間の方が経営する中村美術館 という凄いところが出来たのですよ 私の家族が一人大阪に住んでいます 一度そちらへ行ってみたいと思っています
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banban0501 at 2008-09-26 07:40
☆arisant3tさま ご訪問ありがとうございます 大阪生まれの大阪育ちの大阪人種です(笑) いろいろなことに アンテナ立てて あちらこちらにいってますよ♪ 中村美術館の所蔵品 興味がありますね~ また よかったら ブログで ご紹介くださいね!!
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