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2010年 07月 30日
インセプション
レオナルド・デカプリオ主演の映画 「インセプション」をみてきました

主演ではありませんが渡辺謙さんも ラストサムライ以来 すっかり
ハリウッドスターになった感もする役どころです

人間は夢をみているときは これが現実だと錯覚していることを利用して
潜在意識の中に ある考えを刷り込んでしまうことを
インセプションと この映画では 考えています

現実の次に 夢の世界があり その夢の世界の中で
また 夢をみていくということを繰り返すと
どんどんを 潜在意識を変えていけるという理論のようです

実際にはあり得ない設定ですから
これを 宇宙戦争を想像して 映画をつくことがありだったら
こういう設定もありって映画です

何層にも深く夢の中へ入り込んで
与えられたミッションをやりとげようとしますので
見ている私たちは これは 今 何層目の夢なのか?って
常に考えないといけません

デカプリオ扮するコブは 夢の世界に
相手と同時に入り込んで 相手の考えを盗むというのを
ビジネスにしてしまった男で そのための装置も考え
チームも組んでいましたが その危険な仕事のために
国際手配され 最愛の家族のもとにも帰れない状況におちいって
いるところから 物語がスタートします

渡辺謙扮する 大実業家 サトーが ライバル企業をつぶすために
コブに仕事を依頼します

サトーは成功したら 国際手配されているコブの
すべての記録を消すことを約束しましたので
コブは これが最後の仕事と思い引き受けます

彼はとにかく 家族の元に帰りたかった
そこには 二人の子供がいますが
妻は 亡くなっていません

妻を死に追いやったしまったのは ほかならぬコブでした

だからこそ 子供の元に帰りたかった

一番危険な仕事 インセプションを引き受けます

そのコブのチームに サトーも仕事の成功を見届けるためにはいって
一緒に 夢の中の夢の中にもはいっていくという設定になっていて
サトーの出番も多いわけです

現実の世界とちがって夢の中の時間の流れはゆっくりで
現実には1秒のことでも 夢の中では 1時間だったりするのです

とにかく眠らなければ いけませんが
見ず知らずのものが 一緒に眠るというのは
なかなか難しい

相手企業の社長の息子の心に会社をつぶす潜在意識を
植えつけるために コブのチームが利用したのは
息子が乗り込んだファーストクラスの飛行機の中で
チームと息子が一緒に10時間眠るという手段です

そして成功して現実の世界に戻る方法は
夢の中で死ぬか ショックを与えて 意識を目覚めさせることですが
何層も夢の中にはいりこみますから
今 何層目で そこが現実かどうか
わからなくなってしまいますので
たった一つ 確かめる手段として コマをまわします

いつまでもまわり続けたら そこは夢の世界なのです

なので コブは わからなくなったら コマをまわしますが・・・・

それが この映画のラストシーンでも
行われて 最後がハッピーエンドなのかどうか 観客も
コマをみて 判断するのです

さて どうだったのか????


正直 わからなかった!!

それが クリストファー・ノーラン監督自身の意図するところだったかもです

彼自身がオリジナル脚本を執筆し人間の心理構造に
メスをいれて アクション・エンターテインメントにしたという映画でした

CGと実写と入り組んだ映像つくりだけでなく
観客の心理状態も 引き込んでしまうところは 
うまくできているとは 思います

あり得ない設定で始まる映画ではありますが
最愛の妻に ある考えをインセプションしてしまったがために
妻を失う結果になり 苦しみもがくコブの
愛の物語でも あったのが ちょっとほっとするところです

面白いといえば 面白いし・・・・

この映画 評価が分かれると新聞評にも書いてありましが
その通りの映画でした

それにしても 渡辺謙は すっかりハリウッド俳優になったって感じです

30年も前のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で
片目ながら眼光鋭い伊達正宗を演じ いちやくスターとなったのに
映画「天と地と」の撮影中ばに急性骨髄性白血病を発症し降板し
再起を危ぶまれた人が
これほどの 俳優になられたというのが すごいな・・・・

そういう思いをもったのは 私だけではないとおもいます

公開されたばかりなので 詳しい中身は
お伝えできませんが 映画の内容を だれかと 話して
結末を 語り合いたくなる映画でした
by banban0501 | 2010-07-30 22:00 | 映画

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